2017年7月12日水曜日

土地所有者とJR東海の立場は対等!!契約自由の原則

<ストップリニアニュース(橋本版裏).pdf>
学習会「リニアのトンネル真上に暮らすとは、個人の権利から考える」(2017年5月14日)から

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2017年6月27日火曜日

東京地裁民事第3部裁判官に対するリニア新幹線訴訟の公正な審理を求める署名



東京地方裁判所民事第3部裁判官殿
リニア新幹線訴訟の公正な審理を求める署名
国土交通大臣は2011年5月に東海旅客鉄道株式会社(JR東海)に対して「リニア中央新幹線」建設の指示を行い、僅か3年の拙速な環境影響評価(アセスメント)を経て、2014年10月、JR東海に工事実施計画の認可をしました。
JR東海は、建設費用をすべて自己資金で賄うと表明し、国交省も「リニアはJR東海の単独事業であり、財政支援を行う考えはない」といい続けてきました。ところが、政府は2016年秋、名古屋以西の開業を最大8年前倒しするという理由で、鉄道建設・運輸施設整備支援機構法を一部改正して、JR東海に対し3兆円の財政投融資を行うことを決めました。国民をだましたに等しいと言わざるを得ません。
 リニア中央新幹線は、名古屋までのルートのほとんどがトンネルであり、工事による地下水の噴出や枯渇、膨大な量の建設発生土の処分、夥しい数の工事車両の走行による住民生活や自然環境への影響など数々の問題が指摘されています。さらに、供用後の地震対策、乗客の安全や避難対策の不備も指摘されながら、JR東海は国民の理解も得られないまま工事を進めています。
 このままでは沿線住民の生活や自然環境が壊されてしまうとして、工事認可後にその取消しを求め、2014年12月、5千人を超える人々が行政不服審査法に基づき異議申し立てを行いましたが、国交省は異議申し立てについて裁決を行っていません。それ故、私たちは、リニア沿線住民を中心として、ストップ・リニア!訴訟=平成28年(行ウ)第211号を起しました。私たちは、リニア中央新幹線は全国新幹線鉄道整備法、鉄道事業法、環境影響評価法に違反していると考えています。
 私たち訴訟原告団・リニア中央新幹線沿線住民は、今回の訴訟進行の中でリニア中央新幹線について沿線住民の切実な声に耳を傾け、公正な審理を行うよう要請します。
                 2017年 6月 1日     ストップ・リニア!訴訟原告団
賛同署名欄      (ご住所は都道府県からご記入ください)











取扱い団体 ストップ !リニア訴訟愛知 「リニアを問う 愛知市民ネット」 
「リニアを考える愛知県連絡会」             第一次締め切り

署名送付先 〒486-0855 春日井市関田町3丁目117番地1号 川本正彦 2017年12月末 

子育て生活情報紙にらめっこ(VOL6)から

vol.177 夢か悪夢かリニアが通る!(vol.6)

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名古屋駅開発の陰で
10年後の2027年のリニア中央新幹線品川―名古屋開業を目指すJR東海は昨年12月、名古屋駅地下30メートルのリニア新駅建設に着手しました。すでに新駅と直結する高さ約220メートル、地上46階建ての高層ビル「JRゲートタワー」が完成、この号がお手元に届くころには、全面開業しています。一方、名古屋駅周辺には、新駅建設のために立ち退きを迫られ、不安な毎日を送っている人たちがいます。              ジャーナリスト・井澤宏明

我が家が工事予定地に
JR名古屋駅の新幹線改札に近い太閤通口。ここから歩いて数分、商店街から路地を入った閑静な住宅地に、鈴木多づ子さん(79)のお住まいはあります。
岐阜県出身の鈴木さんは、まだ東海道新幹線も走っていなかった1959年、空豆やグリーンピースなどの豆菓子を製造していたこの家に嫁いで来ました。朝4時に起き、ともに汗を流してきた夫に先立たれ、隣に住む娘家族と寄り添うように暮らしています。
戦前に建ち、豆を煎るのに使ったコークスの煙が染みついた鈴木家。リニア新駅工事予定地にかかっていることが分かったのは2014年秋、JR東海が中村区役所で開いた説明会でのこと。工事予定地を示した地図が壁に貼り出されていました。「少しでも(家を)それてくれればいいがなと思って、願いを込めながら一所懸命、地図を見ました」。鈴木さんの願いはかないませんでした。
計画では、新駅をつくるため、現在の名古屋駅の東西約1キロにわたって開削工事を行います。昨年着工したのはJR東海の土地だけですが、駅の東西も「2019年ごろには着手したい」(同社広報部)としています。
立ち退きの対象となる地権者は約120人。JR東海から委託を受けた「名古屋まちづくり公社」が用地買収にあたっていますが、鈴木さんは「どっこも行きたくない」と立ち退きの前提となる家屋調査を拒み続けています。
鈴木さん宅から椿神社の森の向こうにJRゲートタワー(中央)が見える
鈴木さん宅から椿神社の森の向こうにJRゲートタワー(中央)が見える
「私が生きとるうちは」
「今なら近所の人も知ってる人ばっかでお話できるで、寂しいことはないけども、この歳で全然知らん土地に行くのはねえ、抵抗を感じるんです」
やむなく調査を受け入れた近所の女性は「押入れを開けられたりして嫌だった」と辛そうに振り返ります。
鈴木さんは今年に入って、公社が示した移転候補地を見に行ってみました。「今の家は南向きで一日じゅう陽が当たってるのに、北向きだもんで嫌だと言ったの」。担当者から「今の家の前に大きなビルが建ったら(日陰になるから)、一緒でしょう」と心無い言葉をかけられたそうです。
「私が生きとるうちは、そんな工事はやってほしくない。若い人はどんどん街が良くなるのはいいだろうけど、老人にとってはこのまんまで結構だから。何も不便しとらへんもんねえ」と鈴木さん。
「本当に嫌だけど、一軒だけ頑張ってるわけにはいかんもんねえ」。ちらっと弱気をのぞかせるのも無理もないことでしょう。
老舗の市場も
立ち退きを迫られているのは、住民だけではありません。鈴木さんの家の近く、椿神社の向かいにある椿魚市場もそのひとつ。戦後の露店がルーツの同市場には現在、鮮魚店9店舗が軒を連ねています。
昨年の大みそか、市場はなじみの客で混雑していました。客の要望を聞きながら手際よくマグロの塊をさばく店員には、高齢の方が目立ちます。
客と会話しながら、包丁を入れる(2016年12月31日、椿魚市場)
客と会話しながら、包丁を入れる(2016年12月31日、椿魚市場)
市場の社長を務める森金商店の森善徳さん(70)によると、市場の一角が工事予定地にかかっているため、建物を壊さざるを得ません。残った土地に新しく市場を建てて商売を続けたいという人、土地を全部売って終わりにしようという人、それぞれの思いが交錯しています。
森さん自身も、「まだ5年や10年は続けるつもりでおったけど、リニア工事のことが決まってからは何とも言えんもんね」とこぼします。お客さんから「いつまでですか」と聞かれることも多くなりました。
「リニアが通れば世界の最先端になっていいことだと思うけど、親の代から70年もやってきたところがなくなるのは寂しい」。森さんはやるせなさそうです。
JR東海が説明会で示した資料より
JR東海が説明会で示した資料より