2014年12月27日土曜日

桜ヶ丘公民館でのリニア説明会質疑部分の反訳(2)

可児市桜ヶ丘公民館でのリニア事業説明会の質疑部分反訳(その2)      

質問
● 先ほどのJRの女性の方の説明の中で、関係自治体と調整し、地元住民の皆様に、御説明させて頂くということが3、4回お話しされたんですが、そもそもこのリニアの路線ルートというものは、市街地や、人口密集地、大型住宅団地を避けるというものだと思うんですが、ここはまさに大型団地であり、お住まいになってる方も多いのにも関わらず、地元住民の同意を得ていないですね、それは何故でしょうか。
  自治体に説明はしたかも知れませんが、地元のみなさんは同意をしていないと思います。そういった基本的な条件に当てはまっていないところですので、地元住民の同意は必要かと思うんですが、同意をせずにJRは、自治体とお話しし、住民は情報を少しだけ広報かなんかで聞いているだけなんですが、住民の方が同意をしているわけじゃないですので、路線ルートに納得されてない方が多いかと思うので、そのあたりをまずご説明下さい。

● それではただいまの御質問に回答いたします。

  ルートの設定までの流れということで、今一度ちょっとご説明させていただきたいと思います。
  まずですね、我々といたしましては、全国新幹線鉄道整備法というものに基づいて手続きを進めているところでございます。あの、過去にさかのぼりますが、ずっとリニアについて調査をしていてですね、平成22年に諮問、それから23年に答申を受けてですね、交通政策審議会というところで議論していただいてですね、最終的に、JR東海が営業主体であるとか建設主体に適したところであるというところで進んでおります。そういった中で、まず建設の指示を受けてですね、我々まあ環境に配慮するという観点から、環境影響評価法にもとづいて、アセスといわれておりますが、環境影響評価法にもとづいてさせていただいております。
 その中でですね、この方法書の段階で、まずは、ここの、先ほどちょっと説明させて頂いた技術的特性であったりとか、地形、地質の特性、環境の特性といったものから、3キロ幅というものをお示しさせて頂きました。その中で、さらに絞り込みをしていってですね、昨年の9月の段階でですね、準備書というところで、ルートを示させていただいております。。
 これに関してはですね、地元の方のというところで、まあ、沿線のひとひとりの方にですね、ご了承を得てという手続きではございません。これは先ほど言った各種特性からいって、弊社としてこれしか成り立たないといったルートをこのタイミングで全線の方達に出してお示しをさせていただきました。それからですね、このルートにおいてどういった諸問題があるのか、どういったことをしていかなきゃいけなのかというところで、しっかりと関係の自治体であったりとか、それから、地権者のみなさまにしっかりとご了承、ご了解を得ながら、進めていきたいというふうに考えております。あの先ほどの説明で、「今後工事を進めて行く」といったなかで、しっかりと調整をさせていただくということを考えております。
 
次の方のご質問をお受け致します

質問
● あのね、質問じゃないんですよ。意見申し上げたいんですがね.今の女性の質問に対して、回答になってませんわな。ね、誰がOKしたんですか。それからあなたの最後のお話の中で、これから進めて行くとなると、まずルートそのものがまだ決定してないという具合に理解してよろしいんですか。

 それが一点とね、あの、初めのところの質問で、大萱の問題がありますね。あれはウラン鉱の土壌を処分できないからあそこで、避けたわけですね。そういう具合に聞いとるんですがね。
 それから、ほかの地区にもウラン鉱転がってるわけなんですよね。だからあそこだけやっても解決にならんわけですな。だから久々利については、全部地下にするか、あるいはね、中津川駅をやめるか、そうすると、名古屋へ直行しますわな、ルートが決まってなかったら考えてくださいよ。以上です。

● それではただいまのご意見ご質問に対しまして回答させて頂きます。

  あのルートに関しては、今お示ししているルートで、工事実施計画の認可もいただいておりますので、ルートは決定しております。
 大萱のウランが出るから地上なんじゃないかというようなところで、あの確かに美濃帯という土壌がありますので、その度量を減らしたいというところはありますけれども、第一の目的というか、に関しては、さきほど説明した、火災時にはなるべく早く地上に出したいといった安全面、防災面の観点から、あそこを地上にさせていただいてるというところが、第一の理由でございます。あのどこでどういうふうにお聞きなられたのか、ちょっとわかりませんけれども、 あのまったく否定するわけではございませんが、そういった理由が一番目にきております。

● 補足をさせていただきます。
  ルートは決定してないんだなということでは御座いません、ルートは決定おります。こちらで示さしていただきましたけれども、岐阜県内は、こういったルートで中央新幹線をつくらせていただくということで考えております。「今後ご説明」と言いましたのは、地権者、土地を売っていただかなければいけない皆様を中心にですね、まあ、地域の方もそうですけれども、先ずは土地を売っていただかなければ我々工事出来ませんので、そういった前段として測量をさしていただきます。それから、中央新幹線で必要な用地が確定いたしましたら、土地を売っていただきます。
 そういったおのおののタイミングで、中央新幹線の必要性ですとか、こういったものを丁寧にご説明をして、ご了解いただいたところから、土地を売っていただきたい、まあ、そういう手順で進めていきたいと考えております。
  それから大萱について、まあ、大萱といいますのは、この部分になりますが、これはいまご質問者さまがおっしゃったウランと言いますか、有害物質を含んだ自然由来重金属と言っておりますけれども、この付近ご存知のとおり東海環状自動車道のトンネル工事で、まあ、そういったものが、水に溶けて流れ出て、河川に大きな被害が出たということは、私どもも承知しております。そういう美濃帯というものを避けたというものも御質問者さまのおっしゃるとおり、それも要因の一つでございますが、それだけで大萱が地上になったというわけではございません。さきほど私ども、ご説明いたしましたけれども、なるべく早く地上に顔を出して万が一のときの避難にも使いたいといったこともございますし、いま、おっしゃった美濃帯、ウランとおっしゃいましたけども、美濃帯の問題もございます。
 それから、あそこだけちょっと窪んでますので、そういった面であそこがたまたま地上と言いますか、あそこを地上にさせて頂いたと、それから、なぜ、じゃあ平面的にそこになったの か、ずらせばいいじゃないかといったご意見もあろうかと思いますが、そこにつきましたは、たとえばここの場所の平面的な位置関係、なぜここになったのかというご説明をさしていただきますれば、まあ、こういった自然公園ですとか、ちようど瑞浪ですね、瑞浪はウラン鉱床というものがございます。わたくしども、このウラン鉱床というものを色々調べまして、そのものズバリのウラン鉱床は避けました。
 避けた関係で、平面的な位置がこの辺りと決まってしまいました。それから東側ですね。で、西側につきましては、多治見市、それから可児市の住宅密集地、あの完全に避けることはできませんけれども、極力避けると、最大限避ける努力をしたということで西側が決まってまいりました。それらを、リニア中央新幹線という高速性と、あの自動車とはちょっと違いまして、なかなか急には曲がれませんもんですから、それで、スムーズに走れるようにというルートを引くといった結果、まあ大萱地区を通らさしていただきたいということなったということでございます。まあいろいろはしょってご説明させて頂きましたけれどもこのルート選定においては、そういう自然条件ですとか、ウランの問題、それから美濃帯の問題も、そういった地質の関係、それから生活環境、まあ.住宅密集地を避ける、まあ、いろんな要素を勘案して最終的にこのルートにさして頂いて、このルートで工事のほうはさしていただきたいと、で、今後は、やっとこれでルートが決まりましたので、測量さしていただいて、ルートの正確な位置を出さしていただいて、地権者さまを中心としたですね、方に土地を譲っていただくという具合いに今後さしていただきたい、今日は、工事実施計画の認可を正式に受けましたので、それを受けての事業説明会と、今後用地の説明ですとか、それから最終的には、工事の説明という流れで、何回か地元の方にご説明をさして頂くことになろうかと思いますけれども、その際にもいろんなご質問にお答えさして頂きたいと考えております。是非御協力頂きたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。

● 次の方ご質問をお受け致します。
 
 質問
● 皐が丘の◯◯です。まず最初にですね、人間の便利さを追求して、こんな大きな自然破壊をしていいものかどうか、ほんとに胸が痛い思いでおります。
 三つ質問があります。まず最初ですね、先ほどの直線で住宅地を避けるということですが、もう少しさっきの地図を拡大してみますとですね、ちょうどこの辺りだけ急に曲がってるんですね。それで以前にみた資料によりますと、多治見市の住宅地を避けるためというようなことが書いてあったんです。先程来聞いていると、例えば80メートル以下のところを走るんだったらですね、安全だということですので、どうして住宅地を避ける必要があるかということですね。原発と同じだと思うんですね。原発は、安全、安全といい、じゃあほんとに都市部につくったかというと、都市部につくらなくて田舎に作ると、それと同じじゃないかという論理じゃあないかという気がするんですよ。それから、工事の騒音、振動です。ここの10ページを見ますと、騒音最大がですね、80db, 振動最大が70dbになってます。それよりすこし下の部分の、騒音の目安というところをみますとですね、80dbというのはもう地下鉄の車内の騒音のレベルですよ。多分ここらあたいですと、第一種住宅地ですので、かなり騒音のレベルが低いと、40か50、そのあたりじゃないかと思うんです。これがまあ短期的な工事ならいいんです
 けれど、こういう工事がずっとつづくわけですよね。このあたりというのは、ほんとに静粛な住宅地を脅かすことになるのかなと思うんですけど、そういう心配が二つ目です。それから最後、残土処理についてですね、どういう処理になって、どっから土を出して、どこへ持って行くかということですね、その辺りをどういうふうになるかということを聞きたいと思います。

● それではただいまのご質問につきまして回答いたします。

  三つ質問いただきましたので、順次ご説明いたします。

  まあ、安全ならば避ける必要はないんじゃないかと、言われてしまえばそうなのかも知れませんが、やはり、そうは申しましても、なるべく、すべてを避けるということは、さきほどのご質問者さまでも回答さしていただきましたが、すべてを避けることはこれは無理だと考えておりますが、まあ極力、地下にあっても極力避けるという方針で、計画を進めさしていただいた結果が先ほどちょっと説明さしていただきましたルートということでございます。あの、それに尽きるかなというふうに考えております。
 それから二番目の工事中の騒音、振動ということでございますが、こちらが環境影響評価のほうでも、評価書のほうでも出さしていただきましたけれども、まあ予測値のレベルということで騒音と振動と、で、この付近ので申しますと、県道の83号、これ、大森新田の辺りを通る県道でございますが、工事中の騒音からまずご説明いたしますと、現状が68と、で、予測がプラス1・2の69とこういう予測をしております。それから振動については、現状が30、それがプラスの2・7で33、いずれも基準値を下回っているというのが、これ環境影響評価の予測結果ということになっております。こちらはこの辺りを通るという前提のもとに、どれくらいの影響が出てくるのかと、いうものを予測をしたものということでございます。こちらは、 あの環境影響評価書のほうにも記載をさして頂いてるということで、ご当地、まあ桜ヶ丘ハイツの住宅地の中を通るかどうかというのは、決まっておりませんけれども、極力こういった静かな住宅地を避けて、工事のほうの施行を計画をしていきたいとかんがえております。それから三つ目の残土処理との関連する話しでございますけれども、こちらが、可児発生掘削トンネル工法とですね、それから発生する土量ということで、こちらが御嵩町になります。ご当地、現在この付近で申しますと、大森新田の交差点の南側で、非常口をつくる計画をしてございます。で、工事期間中は、そこを発信基地といたしまして、したがいましてこのあたりから掘っていきまして、多治見市側にも掘ってまいります。それからもう一つは、久々利のほうからも掘ると、いう計画を現在わたしども計画をしております。で、この付近ですと、従いましてこの大森交差点の南のあたりからトンネルの掘削した後の発生土が出ることを考えております。どこを通るのかということにつきましては、まだ現在、発生土の活用先が決まっておりませんので、どこを通るかというものは、決まったものはございません。現在私どものほうで検討しておりますので、今後決めていって、決めてから、工事の運搬ルートを、発生する土砂の運搬ルートというもんが決まってまいります。当然そういった際にはですね、生活環境、なるべく影響が小さいルートを選んで運搬ルートを決めて行きたいと考えております。こういったものはまだ決まっておりません、工事までには当然決めて、工事計画といものを詰めて参ります。そういった段階でまた関係する沿線のみなさま、まあ、どこまでやるかというのも含めて私どものほうで考えて、御説明をさせていただきたいと思っております。当然皆様の生活道路を通るような場合は、ご説明をさしていただきますが、まず、大前提として住宅地の真ん中を通るようなことがないような計画をしていきたいというふうに考えおります。  (3)に続く   1時間32分50秒時点

                                         


 

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