2015年7月11日土曜日

リニア新幹線、大萱地区地上走行と火災事故に思う  リニア新幹線で火災になったら、ほんとに心配

日本共産党可児市会議員団の伊藤けんじさんが、その活動レポートに記事を掲載しました。


リニア新幹線、大萱地区地上走行と火災事故に思う

リニア新幹線 で火災になったら、ほんとに心配

 中日新聞投稿欄に、7月9日「リニアでの火災が心配」(72歳医師)との投稿記事がありました。のぞみ号での新幹線の火災ニュースに衝撃をうけたとのこと。
 自殺目的の放火で、死傷者が出る惨事になったわけですが、投稿者の医師は「同じことがリニアで発生したら、もっと大事故になっていただろうとすぐに思いました。」と指摘しました。計画の8割が地下トンネルというリニア新幹線計画は、やはり危険性がある。中止して欲しいと考えた人は多いのではないでしょうか。

 以前の話ですが、可児市大萱地区でリニア新幹線が地上走行をする理由を新聞記者が質問すると、JR東海の関係者が「車両火災が万一発生した場合には、対応できる」旨の説明をしています。

 しかし、地上走行部に、臨時のプラットフォームや待避所、大地への避難路など、当然つくられて然るべき避難誘導施設などは全く聞かされていないのが実際です。

 JR東海に私伊藤けんじは聞いてみたい。『本当に橋脚の上に1キロ200メートルの地上走行部分をつくり、火災発生車両をぴたりと止めて、約1000人もの乗客を降ろす気ですか』『その場合、消防・救急など可児市行政にはどんな協力要請をするつもりですか』と。建設工事にかかる説明が、「着工」したという割には、よくわかりません。情報が開示されないことが、いま問題なのです。
 トンネル内での列車火災は大変危険であることは、以前から指摘されています。
 大半が、地下トンネル内の走行となるリニア新幹線は、列車火災になったらどうなるのでしょうか。JRのマニュアルでは、1000人の旅客に車掌3人が対応するときいていますが・・・。
 【紹介します。7月12日付しんぶん赤旗日曜版35面に取材班の特集が載っています。ぜひご覧ください。・・・新幹線放火 安全の死角--設備、非難、体制に疑問符--

アンチ省エネルギー、巨大な環境破壊、膨大な投資

 投稿者の医師先生は、次の締めくくりを述べて無駄なことはやめよと諭しておられます。「省エネを推進すべき時なのに、膨大な投資と自然破壊、そして多大の電力消費をしてまで、東京・品川から名古屋まで40分で走らせる必要はないと思います。」

 本当に、同感です。
 東海道新幹線ののぞみ、ひかり号の安全運転と既存駅の施設安全対策にこそお金・予算をかけて欲しいと強く思う。
    2015年7月9日 リニア問題、市民の声を代弁する伊藤けんじ

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